キャリアプランが思い付かない! そんなとき役立つプランの考え方、思考整理のコツ

転職ノウハウ 2022.06.22

キャリアプランが思い付かない! そんなとき役立つプランの考え方、思考整理のコツ

転職エージェントのペコリッチは、毎日たくさんの方からキャリア相談を受けています。求職者、転職希望者の今後のキャリアを一緒に考える上で、大切なのが長期的なキャリアプラン。しかし、なかなか思い付かず、苦しんでいる方も少なくありません。

本稿では、私たちがおすすめするキャリアプランの考え方、思考を整理するコツをお伝えします。

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キャリアプランのフレームワーク「Will・Can・Must」とは?

さまざまな専門家が、キャリアプランへの視点を提供していますが、ここでは「Will・Can・Must」のフレームワークを紹介します。就職活動や企業の人事制度などに、幅広く取り入れられている考え方です。

「Will」=「やりたいこと」。本人が実現したいと思っていること
「Can」=「できること」。これまでの経験や強み、得意なこと
「Must」=「するべきこと」。仕事や家庭で自分に求められること

「Will・Can・Must」を、それぞれを書き出してみてください。そして、3つが重なる部分に注目します。

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自分がやりたいことであり、得意なことであり、周囲も求めていることが、自分に適した仕事だと考えられます。会社の中で目標を設定したり、転職活動を行う上で、常に「Will・Can・Must」が重なる部分を意識すると、自分のキャリアプランを立てる足がかりになります。

will-can-mustの目標設定手順を紹介!就活やビジネスの場で活用するには?

キャリアプランを思い付かない原因は?

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とはいえ、フレームワークを知ったからといって、簡単にキャリアプランを考えられるものではありません。読者の皆さんの中にも、すでにいくつかのフレームワークに挑戦し、挫折した方がいるのではないでしょうか。
なかなか思い付かない原因を踏み込んで考えると、次の3つに行き着きます。

1.ゴールを決めていない

ゴールとして自分なりの「なりたい自分」像を持っておくことが重要。人生の最終目標ではなく、イメージできる範囲の未来像で構いません。
「キャリア」とは働くことにまつわるプロセスや生き方を指します。そのためには、仕事だけでなく、プライベート、生活面も合わせて「●年後にどうなっていたいか?」を問うことが大切です。
この問い自体を持っていなければ、キャリアプランは描けないので、いちどじっくり時間をとって考えてみてください。

2.思考が整理されていない

明確なゴールを設定しなくても、漠然とした憧れやイメージを持っている方は多いでしょう。しかし、さまざまな思いが浮かぶあまり、考えを整理ができない…。自分を理解するのは、誰にとっても大変な作業です。
思考の整理が難しいことを前提に、焦らず、後述するツールなどもうまく活用して、キャリアプランを考えていきましょう。

3.言語化できていない

頭の中だけで考えていても、思考はなかなかまとまらないものです。まとまっているようで、言語化しようとすると、実は整理されていなかったことに気づく、というケースもあります。
しっかりしたキャリアプランを、いきなり書こうとすると、なかなかまとまりません。浮かんでは消える気持ちや考え方、疑問や不安を図や言葉にして、アウトプットすることをおすすめします。スマホのメモアプリを活用すれば、いつでも書き込めて、なくしてしまう可能性も低いので便利です。

キャリアプランが思い付かないときの対処法5選

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1.マインドマップなど思考整理のツールを使う

キャリアプランに限らず、思考整理に広く使われているのが「マインドマップ」です。軸となる概念から、分岐させる形で思考を広げていくので、思考と思考を関連付けたり、記述する中で発想を広げていくこともできます。Webサイトやスマホアプリで利用できるツールもあるので、ぜひ一度活用してみてください。
マインドマップを使うまでもなく、ノートなどに思考をひたすら箇条書きするだけでも、キャリアプランを考えるのに役立ちます。

ポイントはあれこれ考えず、書き出すこと。重複したり、意味のない思考は、後から消せばよいのです。

2.自分の価値を知るには強みと弱みの整理から

目標達成の手段を考える上で、過去を振り返り、自分の本当の能力と価値を知ることは非常に重要です。特に「強みと弱みの整理」は、長期的なキャリアプランだけでなく、転職時の職務経歴書の作成などでも最重要の課題となります。

強みと弱みを知る上でおすすめは、厚生労働省が無料で提供する「ジョブ・カード活用ガイド」です。下記のように強みと弱みの整理シートが掲載されています。

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30の項目に対し、◎(非常に自身がある)○(ある程度自身がある)△(あまり自信がない)×(まったく自信がない)で、自己評価を付けていきます。過去の具体的な経験と合わせると、自分の能力の全体像を掴むことができるでしょう。

設問例:
指示を与えられたらスピーディに対応する
論理的に整理された考えや意見を出す
目標を決め、課題を明らかにした上で仕事の計画を立てる
自分の伝えたいことを前向きな言葉や態度で伝えている
など

ジョブ・カード活用ガイド(就業経験のある方向け)

ロールモデルをみつける

ロールモデルとは、仕事をする上でお手本になる人物像のこと。現在、または過去の職場で上司や先輩に接し、「こんな人になりたい!」と憧れた経験はあるでしょう。その人が、どんなキャリアプランをどのように考え、どんなステップを踏んできたか、聞いてみると、思考のきっかけがつかめます。

ロールモデルは実際に知る人、身近な人でなくても構いません。有名人や過去の偉人をロールモデルに設定し、インタビューや文献から考え方、キャリアの歩みを学べば、大いに参考になるでしょう。

その場合、ロールモデルのキャリアがそのまま自分に当てはまらない可能性があるので、キャリアプランを考える際は、自分なりにアレンジする必要があります。
また、転職エージェントに登録して、見事にキャリアアップを遂げた人の事例を聞いてみるのもよい方法です。

完成度50%程度で常にアップデート

作仕事と人生のステージに応じて、常に変えていくのがキャリアプラン。はじめから非の打ち所がないプランは作りようがありませんし、完璧を求めすぎると思考が前に進みません。
完成度50%程度のキャリアプランができればよい、くらいの気軽な気持ちで、まずはアウトプットすることを重視して。

そもそも長期のキャリアプランを立てない

コロナ禍を経験して、誰もが不確実性の高い現代を実感している昨今。そんななかで、改めて注目されるのが、神戸大学大学院の金井壽宏教授が提唱した「キャリアドリフト」の考え方です。「ドリフト」とは「漂流」という意味。外部環境の変化に合わせて「身を委ねる」キャリア形成の選択肢を、金井教授は示しています。

ただし、ただ状況に流されればよいわけでなく、人生の節目にはキャリアを再考し、自ら判断して主体的に行動します。「ライフピボット」の著者 黒田悠介氏は、キャリアドリフトを引き合いに、「キャリアの短期化」を指摘しています。社会の変動性を受け入れると、キャリアも短期間で変化し、転職や企業などのサイクルが早くなります。

その場合でも自分の強み/弱みや、短期的でも目指す姿を明確にすることは重要。キャリアプランの考え方を、うまく応用してください。

働くひとのためのキャリア・デザイン (PHP新書)

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まとめ

長期的なキャリアプランは、仕事のみならず人生を設計する上で大いに役立ちます。思い付かないとモヤモヤしている方は、100%を求めず、まずは自分の思考を整理することからはじめましょう。

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