働く人に聞いた[仕事にやりがいを感じる方法]〜あなたはお金のためだけに働いていますか?〜

あなたは自分の仕事に “やりがい” を感じていますか?

そもそも “やりがい” とは何でしょう? 意味を調べてみると「事に当たる際の充足感や手応え、張り合い」とあります。

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みんなどんな時に仕事の “やりがい” を感じている?

ペコリッチでは20~50代のビジネスパーソン120人に「仕事にやりがいを感じるのはどんなときですか?」というアンケートを取りました。結果から、以下の4つの傾向が見えてきました。

●相手から感謝された時

「お客様から笑顔でお礼を言われた時」「取引先から感謝された時」など、仕事相手に喜んでもらえた時や褒められた時、というのが挙げられました。「ありがとう」の言葉はお金には代えがたい価値がありますね。

●自分の能力アップ・成長を感じた時

大きな仕事を任されるなど、自分の成長が感じられた時にやりがいを感じる方も多いようです。「仕事に厳しい人に褒められたとき」「自分の立ち上げたプロジェクトが上手く稼働した時」といった声があがっています。

●仕事をやり遂げた時

「自分の仕事が終わった時」「毎月の定期タスクをこなした時」といった、担当する仕事を終えた時に達成感と同時にやりがいを感じる、という意見も見られました。

●お給料をもらった時

働いた対価を受け取る時はきっと誰だって嬉しいでしょう。「仕事に見合った報酬が貰える時」「昇格・昇給したとき」といった金銭的な対価をいただくことに対してやりがいを見出す方もいらっしゃいました。

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やりがいが感じられない時の対処法は?

アンケートの結果も踏まえて、このような対処法が考えられます。

①仕事のやり方を見直して改善策を探す・目標を決めてそこに向けて取り組む

「仕事にやりがいを感じるとき」のアンケート結果より “自分の能力アップ” や “仕事を完遂した時” にやりがいを感じる方が多く見られました。 “仕事の改善策を探す” “目標を決めて取り組む” という行動は、上記2点の “やりがい” を感じる一助になるはずです。

また、そういった行動の繰り返しで成功体験を積んでスキルアップし、結果的に “仕事相手から感謝される” という良いスパイラルに繋げることも出来ますね。

②どんな時にやる気が出るのか、自分なりのポイントを探す

アンケート結果を見てもあまりピンと来なかった方もいらっしゃると思います。人それぞれ、やりがいを感じるポイントは違いますよね。では、自分にとってやりがいを感じることはどんな事なのか、その条件はどうすれば満たすことが出来るのか考えてみましょう。

過去に仕事でやりがいを感じた出来事を思い出してみるのも良いですし、思いつかない場合はプライベートなど昔の体験も掘り返してみましょう。例えば、「アルバイトで仲間と共に働いていた時にやりがいを感じていた」という方は “仲間と一緒に働くこと” が、「出掛ける際、自分でスケジュールを作ってその通り行動するのが好き」という方は “自身の裁量で仕事を進めること” にやりがいを感じられるのかもしれません。そういった条件が満たされる環境を整えてもらう、もしくはそういった職場に転職すると、きっと仕事にやりがいを感じられるようになるはずです。

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③仕事を楽しくする工夫をする

アンケート結果では「やりがいなんて無い」という意見も多数見られました。やりがいは感じられなくても、楽しい事であればきっと続けられるのではないでしょうか?
ペコリッチでは「仕事を楽しくするアドバイス」についてもアンケートを取りました。その結果、以下のような回答があがっています。

●職場で良い人間関係を築く

「人間関係を悪くしないよう気をつかう」「職場の人と適度な距離をとる」といった人間関係に関する意見がありました。人間関係の善し悪しは仕事のモチベーションにも関わりますね。

●仕事中に気分転換をするよう心がける

勤務中ずっと張りつめるのではなく、時折息抜きをするのも大切なようです。「仕事中適度に休憩をする」「同僚とおしゃべりする」という声もありました。同僚とのおしゃべりは人間関係の構築にも役立ちますね。

●あまり深く考えすぎない

「小さなことにクヨクヨしない」「一生懸命やり過ぎない」といった “気楽に” “ポジティブに” という仕事への向き合い方に対するアドバイスも多く寄せられました。肩の力を抜いて取り組むことはその仕事を長く続けるコツにもなりそうです。

「そうは言っても、楽しいだけじゃやる気が出ない時だってある!」そう思った方は、こちらの “モチベーションを上げる方法” も参考にしてみてくださいね。

④仕事にやりがいは無くてもOK

アンケートでは「そもそも仕事にやりがいなんて必要無い」という意見も寄せられました。
スポーツドクターで産業医でもある辻 秀一氏は「成し遂げた成果による肯定感でなく、すべての人は、存在しているだけでさまざまなものを生み出しているということ。それに気づくこと」が大切だと言っています。最近よく耳にする “自己肯定感” ではなく、 ”自己存在感” を大事にしましょう、という考え方だそうです。生産性や成功体験ばかりを追い求めるのではなく「自分は存在しているだけで何かを生み出している」という自分の存在自体を認めてあげると心も楽になり、仕事や生活までも充実してくるのではないでしょうか。

参考:「オレも社会も最高!」そんな”自己肯定感を強要される社会”で自分の心を守るたった一つの方法

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やりがいのある仕事を見つける方法

今の仕事にやりがいを感じられず、転職を考えている方もいらっしゃるかもしれません。最後に “やりがいのある仕事を見つける方法” をお届けします。

●Will、Can、Mustの重なる仕事を見つけよう!

Will:やりたいこと・自分が実現したいこと、Can:出来ること・強み、Must:周囲から求められていること・使命であり、その3つが重なる仕事が出来ると満足感が高くなります。

Will・Can・Mustのフレームワークについて詳しくは以下を御覧ください。

キャリアプランが思い付かない! そんなとき役立つプランの考え方、思考整理のコツ

まずは自分なりにこの3つに当てはまることを書き出し、どんな仕事が向いているのか考えてみましょう。

ただ、自分一人で見つけるのは大変ですので、転職エージェントなどに相談して意見をもらうと、より客観的な視点からやりがいのある仕事を探すことが出来るでしょう。

「やってみたい」と思う仕事を副業から始めてみる

副業のメリットとして副収入が入るということがありますが、それ以外にも、出会う人の幅が広がる・情報や知識の入り口が増えるなど、様々な良い点があります。普段と違った仕事をすることである種リフレッシュにもなり、本業に対してもそれまでと違った見方が出来るようになることも期待出来ます。
まずは副業として自分の興味のある仕事を始めてみて、そちらの方によりやりがいを感じたら本業にする、という段階を踏むと、転職もスムーズになるのではないでしょうか。

まとめ

「やりたくないな」「楽しくない」と思っている仕事でも、思わぬところでやりがいが見つかることもあります。今の仕事で自分がよりモチベーション高く取り組めることは無いか、楽しんで出来る仕事は無いか、まずは社内で探してみて異動を申し出てみるのも一つの手です。

それが難しい、もしくは「今の職場では自分がやりがいを感じられる仕事が無い」という場合は、自分がやりがいを感じられるのはどんな時なのかを探り、優先順位を付けてそれを条件に新しい仕事を探してみるのも良いでしょう。

転職を考える際は、≪やりがいのある仕事を見つける方法≫を参考にしてみてください!

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