スキルアップとキャリア形成のための「ロールモデル」見つけ方と活用法入門

働き方 2022.07.21

スキルアップとキャリア形成のための「ロールモデル」見つけ方と活用法入門

自分の能力を開発する上でも、よりよいキャリアを築いていくためにも「ロールモデル」を活用するのは、大変良い方法です。採用ビジネスを手がけるペコリッチが、たくさんのビジネスパーソンと接してきた中からみえた、ロールモデルの賢い見つけ方、そのメリットと活用法をお届けします。

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ロールモデルとは?

「ロール=役割、役目」と「モデル=見本、手本」をあわせた言葉。アメリカの社会学者ロバート・K・マートンが、1940年代に提唱した概念です。具体的には次の解説が的を射ています。

「ロールモデル」とは、自分にとって、具体的な行動や考え方の模範となる人物のこと。人は誰でも無意識のうちに「あの人のようになりたい」というロールモデルを選び、その影響を受けながら成長するといわれます。

出典:日本の人事部(コトバンク)

詳しくは後述しますが、ロールモデルを持つことで、自分の将来像を具体性を持ってイメージすることができるようになります。

ロールモデルの見つけ方、設定のポイント

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ロールモデルは複数見つける

ロールモデルはひとりである必要はありません。ひとりに絞っても構いませんが、その人のパーソナリティに固執しすぎて、自分を見失ってしまっては本末転倒です。経験、性格、能力、その他諸々の背景が異なる個人であることを理解した上で、ロールモデルを設定し、上手く活用することが大切です。

遠い人と近い人をロールモデルに

ロールモデルの候補には、次のような人物が挙げられます。

1.環境を共にする上司や先輩

2.具体的な接点を持つ社外の人物

3.歴史上の人物や著名人

1と2のように自分が接することのできる身近な人物と、接することのできない3のような遠い人物の両方を、ロールモデルに設定することがおすすめです。手の届く距離に具体的な手本を持つと同時に、より抽象的で大きな目標を持つことができます。

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自分が持つ課題をクリアした人物

例えば新米のセールスパーソンは、おそらく「営業の成績を伸ばす」といった課題を持っています。彼にとって、毎月信じられないほどの商談をまとめる先輩のセールスパーソンは、わかりやすいロールモデルになります。

近い職業だけでなく、働き方や生き方にまで抽象度を上げてもよいでしょう。たとえば、ひとりで子育てしながら成功した女性経営者は、職種や業界を問わず、仕事と子育ての両立に苦闘するビジネスパーソンの良いロールモデルになりえます。

若手/中堅/ベテランでロールモデルは変わって当然

ロールモデルをひとりにしろ、複数持つにしろ、ずっと同じ人物を目標にする必要はありません。むしろ、年齢やキャリア、目の前の課題によって変化するのが自然です。

キャリアが浅いうちは、企業や上司の要求を理解し、実務をしっかりこなせる人がロールモデルになるでしょう。中堅のビジネスパーソンは、上司と部下の間で機能する、段取り力やコミュニケーション能力のある人が目標になるかもしれません。ベテランになれば、周囲を率いて大きな責任をにない、成果を上げるリーダーシップが求められます。

常にその時に応じたロールモデルを見つけることが大切です。

ロールモデルの活用法

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ひとつずつ具体的なアクションへ!

ロールモデルの活用は、ひとことでいえば「模倣」に付きます。ロールモデルを設定したら、その人物が仕事上で行っているのと同じことを、自分の具体的なアクションに落とせばよいのです。

エッセンスを模倣する

いっぽうで前述のとおり、ロールモデルの人物と自分とは違う人間であり、すべてをコピーすることはできません。「先輩のAさんは営業のコミュニケーションがすごい」「経理部のBさんは仕事の段取りをつくるのがうまい」「取引先のCさんの雑談力は参考になる」と、ロールモデルの行動特性を分析し、そのエッセンスを参考にしてください。

自分が得意な部分を大切に

ロールモデルは目標ですから、その人物と自分との間にはスキルや経験のギャップがあります。ロールモデルの活用はギャップを埋める作業ですが、その過程で目標のとおりにできないことが、苦しくなる瞬間があるはずです。

そんなときは、自分の得意なことを再認識してください。ロールモデルにはないけれど、自分は潜在的に持っている長所があるはずです。他人を手本にするとともに、自分自身の特徴を大切にするのも、ロールモデルを活用するコツです。

ロールモデルのキャリア形成を参考にする

ロールモデルは、転職やキャリアアップを考える上で大いに役立ちます。目標にできるほどの人物は、どんな経験をし、何を学んで、素晴らしいスキルやリーダーシップを身に着けたのか? 過去のキャリア形成を知ると、自分が次に進むべき道が見えてきます。

例えば、優れたセールスパーソンは、過去の飲食店での接客経験が営業に生かされているかもしれません。自分に飲食店の経験がなければ、副業や期間限定で飛び込んでみるのも、良い経験になる可能性があります。

まとめ

ロールモデルは複数の人物を設定し、そのエッセンスを参考にするのがおすすめです。できれば、仕事上で接点のある身近な人物と、大きな目標になる歴史上の人物や著名人を設定するとよいでしょう。

ロールモデルを持つメリットは、ずばり行動を模倣するという具体的なアクションに落とせること。その人物が現在に至ったキャリアや経験を、自分のキャリア形成の参考にすることもできます。

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