転職の良い/悪いタイミングとは? 前向きなキャリアを構築する4つの指標

転職ノウハウ 2022.07.21

転職の良い/悪いタイミングとは? 前向きなキャリアを構築する4つの指標

ベストなタイミングを逃さず転職することで、キャリアは大きく変わります。ここでは、求人サイト/転職エージェントを運営するペコリッチが、転職の良いタイミング、悪いタイミングの考え方を解説します。働く環境やキャリアアップの道筋は人により異なるので、一律の答えは出せませんが、転職を考えるうえでの大事なヒントをお伝えします。

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みんなはどんなとき転職を考える?

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ペコリッチでは20〜50代の働く人(120人)にアンケートを実施。55%の人(67人)が、これまでに「転職を考えたことがある」と答えました。その人たちが転職を考える理由の上位は以下のようになりました。

○一般の人に聞いた「転職を考える理由」(N=67)
1位 休日や残業など労働環境が悪い…31.3%
1位 人間関係がうまくいかなくなった…31.3%
3位 会社の将来に不安を覚えた…23.9%
4位 仕事の内容が考えていたものと違った…19.4%
5位 結婚や出産、移住などライフイベント、家庭の事情…16.4%
5位 スキルアップしたかった…16.4%

次項で詳しく分析していきましょう。

転職のタイミングと社歴や年齢は関係ない

思うように休日がとれない、残業時間が長い、といった問題は、入社してみなければ実態がわからない部分はあるでしょう。人間関係や会社の将来性も、実際に働いてみて実感としてわかること。4位の仕事の内容も含めて、「思っていたのと違う」問題が転職を考える理由になることがわかります。

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いっぽうで、実際に転職するかは別問題です。
日本には「石の上にも三年」という言葉があり、意に沿わない環境でも「まずは耐えて、だまってがんばる」という美徳があります。それが他人でも、自分であっても、簡単に辞めてしまうことに抵抗がある方は多いのではないでしょうか。また、耐えてがんばることで見える世界があること、つまり「石の上にも三年」が正しいことを、経験として理解している方も多いはずです。

もちろん、結果的に早めに転職したほうがよいケースも少なくありません。だからこそ転職のタイミングは判断が難しいのですが、少なくとも「常に転職を選択肢に入れて働く」ことは現代のキャリアを考える上で重要な視点です。

入社から日が経っていなくても、年齢が若くても、転職は決してタブーではありません。日本の終身雇用制は、もはや維持できないと言われています。長期雇用を前提に一社でがんばるのもよいですし、転職しながらスキルとキャリアを磨いていくのも、ビジネスパーソンの現実的な選択肢なのです。

その点で、「転職を考える理由」で同率の5位に「結婚や出産、移住などライフイベント、家庭の事情」「スキルアップしたかった」が入ったのは、興味深い結果です。プライベートな事情とキャリアの充実を両立させたり、能力を発揮、向上できる環境を求めるための前向きな転職を、ぜひ進めていただきものです。

前向きな転職のタイミングを見極める指標

前向きな転職のタイミングは個別のケースで異なるので、一律に示すことはできません。ここでは、タイミングを判断するための4つの指標を挙げます。
過酷な労働環境やハラスメントなど、職場に問題があると考えられるときは、当然転職が選択肢になるので、ここでは詳しく述べません。判断には客観的な視点も必要なので、悩んでいるときは転職エージェントや行政の労働相談の利用をおすすめします。

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ライブイベント

かつては、女性が結婚を機に会社を辞める「寿退社」が、スタンダードのひとつでした。時代は変わり、男性の育休(最近では「育業」という表現も)も推奨されているように、ライフイベントが仕事に影響を与える幅が広がっています。

24409997_mたとえば、子どもとの時間をつくるために勤務時間の異なる会社、通勤時間の短い会社に転職する、といった考え方もできるでしょう。ジェンダーに関係なく、「家庭より仕事を優先させるべきだ」と考える必要はなく、両立させる企業側の環境も整いつつあります。

ライフイベントが転職のタイミングになるケースは、今後増えていくと予想されます。

成長できる場があるか

例えば飲食店では、能力があるにも関わらず、ポストが埋まっているために、店長やエリアマネージャーといった上位職に昇進できない、というケースがよくあります。もし本人に成長の意欲があるならば、新店舗の拡大や、新業態への挑戦に積極的で、新しいポストが次々とうまれる飲食企業へ、転職を考える時です。

企業の成長スピードが遅く、働く人に成長の場を提供できない、というケースは、あらゆる業界で考えられます。お世話になった会社のために働くことは素晴らしいですが、その考え方に固執する必要はありません。企業の都合より、個人の成長を優先させる転職は前向きです。

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業界の将来性

テクノロジーの進化によって、人間の仕事の多くがなくなると言われています。現実に、飲食店で配膳ロボットが普及したり、工場内で自動運転車が走行するなど、変化は進んでいます。これにより、将来産業ごとなくなってしまうような業界もあるはずです。

ただし大きな視点で見れば、人間の仕事が「なくなる」ことはなく、「変わる」と言うほうが正確でしょう。人生100年時代と言われる中、人はひとつの企業どころか、ひとつの職業でキャリアをまっとうすることも難しくなります。一生に何度も職業を変え、新しいスキルを身につけながら、キャリアを形成していくことがスタンダードになるでしょう。

その点では、どんな業界に将来性があるか、動向を見極めることが極めて大切です。

偶然の出会い

自分のキャリアを自立的に考え、前向きに努力している人には、幸運や良い縁も付いてくるものです(そう信じています!)。魅力的な条件でスカウトされたり、どうしても挑戦したい職業、一緒に働きたい人と出会ったら、勘とフィーリングを信じて転職するのも良い選択肢です。

リスクはあるかもしれませんが、そもそも転職をはじめ環境変化にはリスクが伴うものです。人生を変えるほどの大きな偶然は、前向きな転職のタイミングになりえます。


2〜3月、8〜9月は求人が増える

2〜3月は、新年度に向かって組織を強化する企業が多いと言われています。また、8〜9月は下半期に向けた採⽤が活発になります。この時期は求人数が多く、また比較的条件も良いと言われています。絶対的な条件ではありませんが、転職のタイミングの参考にしてください。


転職の悪いタイミング

最後にこの先のキャリアを充実させるために、転職に適さない時期や条件、転職の前に準備するべきことを考えていきましょう。

職場に迷惑がかかるタイミングは避けたい

転職しても、前職の上司や仲間たちとは良い関係を築きたもの。将来的に仕事で取引をしたり、別の職場で再会することもあるでしょう。また採用時に、前職の関係者に人材の働きぶりなどを確認する「リファレンスチェック」が行われることがあります。

自分が辞めても職場の仕事が回るよう、しっかり配慮してから転職しましょう。仕事の内容にもよりますが、できれば3カ月前には退職の意向を伝え、引き継ぎや後進の指導など、早めに準備することをおすすめします。

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住宅ローンを組む直前に転職は一歩立ち止まって

住宅ローンの審査では勤続年数が申し込み要件になるので、転職は融資が実行さあれた後にするのが無難です。もし、住宅の購入を検討しているなら、転職のタイミングは慎重に見極めましょう。

次の職場が決まる前の退職はおすすめしません

時と場合によりますが、後先考えず退職して、収入が絶たれるのは避けたいところ。また、蓄えや収入がないなかでの転職先を探すと、冷静な判断が鈍ります。在職中に転職活動を行うからこそ、焦らずにやりたいこと、求める条件に合った求人を探せるのです。

まとめ

前向きな転職のタイミングは、「ライフイベント」「成長できる場があるか」「業界の将来性」「偶然の出会い」で判断するのがおすすめ。転職をタブーにせず、常に選択肢のなかにいれて働くことが肝心です。

また、最近では採用前にリファレンスチェックが行われるケースもあり、職場に迷惑をかけないよう退職することが、以前にも増して重要になっています。次の職場を冷静に考えるためにも、衝動的に退職せず、半年ほどのスパンで計画的な転職活動を実践してください。

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