【コラム】第三のビールが値上がりする

 

ペコリッチの食べることが大好きな
アルバイトが書いた勝手なコラムです

 


 

 

第三のビール、ワイン、ついでにという
感じで煙草も値上がりする。
NHKの受信料は下がるらしい。

 

 

まず初めに、第三のビールという存在を
知らなかった。発泡酒は知っているが、
「偽物のビール」という認識でしかない。

急に私の目の前に現れたくせに、
第二、を飛ばして第三、とは。
なんだか愛想が悪いんじゃないの。

 

相手のことを第一印象で決めつけるのは
良くないか。そう反省して、調べてみること
にした。

 

《ビールは原料のうち、麦芽が3分の2以上
使われているものを指します。そして、
麦芽使用率が3分の2より小さいものを
発泡酒と呼びます。ビールと第3のビールの
間である「第2」にあたるのは発泡酒です。》

「第3のビール」ってそもそも何? 第2のビールもあるの?より

 

 

 

第二のビールとは発泡酒のことだったらしい。
ちゃんと私の傍らに、ビールも、第二のビールも、
第三のビールもいてくれたじゃないか。つまりはこうだ。

アルコールだ。

 

アルコールの一部が値上がりし、
そのまた一部が値下がりする。
そういえばそうだ。それだけのことである。

 

 

 

たった10円、20円の値上がりだと思っていても、
この差はあなどれない。
消費税が5%から8%になったときも、
会計の度に「思ってたより高い気がする」と
レシートを覗けば「ああ、増税したんだった」と
落胆したものである。

 

 

幾つになっても、どんな時代でも、
値上がりされるのはキツイ。面白くない。
死と税金からは逃れられない。

逃げられないのであれば、潔く
白旗を振るべきである。
悲しい気持ち、悔しい気持ち、
すべてを噛みしめて、降伏するのだ。

 

涙は流しても良い。
泣いた分だけ、酒が旨くなるから。

 

 

日本酒と紹興酒は値下げをする。
少し遠くへ行ってしまった第三のビール、
果実酒、ワインの輪郭がぼやける。

 

値下げするものの、まだ少し高い位置から
手を伸ばしてくれている日本酒と紹興酒。

 

出会いと別れ。飲むぞ。飲まれるんじゃない、
この時代に。飲むぞ。酒を飲むぞ!!!

 

意気込んではみるが、そもそも
財布の中がわびしい。

 

時代にも酒にも飲まれないし飲み込まない。
私は蛇口をひねって水道水をコップに注ぐ。
気泡を含んだ水が、すこし白く見える。
東京の水も、別にうまいじゃんか。

 

 


↓居酒屋のバイト求人はこちらから↓


 

コメントを残す