【履歴書の書き方】自己PRって何書けばいいの?長所を知って転職を成功させよう!

履歴書や職務経歴書に登場する自己PR欄。

何を書けばいいか分からず、ついつい一言で終わらせてはいませんか?

 

今回は、「履歴書や職務経歴書に記載する自己PRに何を書けばいいかわからない」という人へ向けて、自己PRの書き方と、長所を把握する方法についてご紹介したいと思います。

 

自分の長所をしっかりとPRし、書類の通過率をアップさせましょう!

peco_banner_regist_1


 

 

自己PRとは?必要性と長所との違い

 

面接や書類を書く際に求められる自己PR。

 

自己PRはなぜ必要なのでしょうか?

また、どんな内容で伝えればいいのでしょうか?

 

まずは、自己PRの必要性と長所との違いについてご説明したいと思います。

 

自己PRとは?

 

自己PRとは、自分の魅力を相手に伝える行為のことです。

 

  • 自分にはどんな強みがあるのか

  • その強みを活かして、どんな実績を残してきたのか

  • 今後その強みを活かして会社をどう良くしていくのか

 

過去・現在・未来の視点から、この3点をしっかりと伝えていくことが自己PRにおいては重要です。

 

長所との違いは?

 

では、面接でよく聞かれる「自己PR」と「長所」は、一体なにが違うのでしょうか。

 

鍵を握るのは「面接官の質問の意図」です。詳しくみていきましょう。

 

自己PRは入社後を想像させるもの

 

面接官の仕事は、入社後、長く働いてくれる優秀な人材を採用することです。そのため、面接を通して以下の2つを見極めてくるでしょう。

 

  • 入社後、活躍してくれそうか

  • 社風とマッチしそうか

 

そのうえで、今回お伝えする自己PRは前者が目的です。

 

「入社後、活躍してくれそうか」を見極めるために自己PRが聞かれているので、応募者は入社後に視点を置いたPRを考える必要があります。

 

長所は人柄を想像させるもの

 

一方で長所は、その人の人柄を知るために聞かれている場合がほとんどです。

 

社内の雰囲気にマッチしているか人間関係を良好に築けそうかなどの意図で質問されているので、企業理解をしっかりと行い、なにを伝えるべきかを精査しましょう。

 

 

自己PRで伝える内容とは?

 

それでは、自己PRの内容についても考えていきましょう。

 

先ほどもお伝えした通り、自己PRの目的は、面接官に「この人材は入社後活躍しそうだな」と思わせることにあります。

 

そのため、入社後をイメージできる内容に仕上げることが重要です!

 

具体的には以下の3つを取り入れ、入社後の姿をイメージさせましょう。

 

  • 自分にはどんな長所があるのか

  • その長所を活かして、どんな実績を残してきたのか

  • 今後その長所を活かして会社をどう良くしていくのか

 

自己PRは、強みを伝えるだけでは説得力がありません。

 

その強みを活かしてこれまでどんな実績を残してきたのか。この点を一緒に話しをすると、話に説得力が生まれ、面接官の納得も得やすくなりますよ。

 

また、その強みを活かして、これからどう会社を良くしていくのか。未来についても言及できれば尚良しです。

 

 

長所の見つけ方と性格的特徴

 

今の自己PRで、自分の長所を簡潔に伝えることはできていますか?

 

自己PRを行う上で長所は必ず必要になります。今回お伝えする方法をとりいれ、自分の長所を整理してみましょう。

 

長所の見つけ方

 

長所を見つけるには、初めに自分の性格的特徴を把握しておく必要があります。

 

ここでは性格的特徴の一例を記載しました。

この中から自分に当てはまるものを3つ選び、自分の性格的特徴を把握しましょう。

 

  • 誠実

  • 忠誠心

  • 向上心

  • チャレンジ精神

  • 積極性

  • 競争心

  • 明るい

  • 自信家

  • 信念

  • 適応性

  • 責任感

  • 行動力

  • 規律性

  • 自律性

  • ストレス耐性

  • 根気強さ

 

いかがですか、選べましたか?

 

性格は人それぞれ異なりますので、この項目以外に付け足しても構いません。

 

「私といえば〇〇」に当てはまる特徴を見つけてみましょう。

 

長所が見つけられない場合の対処法

 

どれを選べばいいかわからないとお悩みの方は、

以下の方法を試してください。

 

短所を長所に言い換える

 

長所が上手く見つけられない方におすすめなのは、短所と長所の言い換えです。リフレーミングといって、コミュニケーション心理学(NLP)で用いられている有名な長所の見つけ方です。

 

<リフレーミングの方法>

 

① まずは、紙にノートとペンを用意し、自分の短所を3つ書き出してください。

 

② 書き出したら、その短所の対義語を考えましょう。

 

③ 次にその言葉をネガティブな意味に言い換えてください。

 

④ 最後にもう一度、対義語に言い換えると長所が完成!

 

例文を用意したので、こちらを参考に一度考えてくださいね。

 

<例文>

 

飽きっぽい

  ↓  (義語)

集中力がある

  ↓  (ネガティブに言い換え)

物事に執着する

  ↓  (対義語)

切り替えが早い

 

短所が一気に長所へ生まれ変わりましたよね。

 

完璧主義になりすぎると上手く長所を見つけにくいのですが、このやり方だと一度言葉をネガティブに言い換えているため反対の意味が出てきやすくなります。 

 

誰でも簡単にできる方法ですので、ぜひ実践してくださいね。

 

 

 

選考に通る自己PRの書き方とは?

 

長所が見つかったら、さっそく自己PR作りに入りましょう。

自己PRで伝えるべき内容は以下の3点でしたよね。

 

  • 自分にはどんな長所があるのか

  • その長所を活かして、どんな実績を残してきたのか

  • 今後その長所を活かして会社をどう良くしていくのか

 

この3つに沿って、例文を交えながら自己PRの作り方をご紹介したいと思います。

 

誰でもできる自己PRの書き方3ステップ

 

ノートとペンを準備し、ステップに沿って、実際に自己PRを作っていきましょう!

 

ステップ①アピールしたい長所を決める

 

性格的特徴からピックアップした長所のうち、1番PRしたいものを1つ選択しましょう。

 

企業の求める人物像に合わせてアピールしやすいものを選ぶのがポイントですよ。

 

飲食事業の海外展開を視野に入れている企業であれば、「チャレンジ精神」「積極性」などをアピールするとよいPRができそうですよね。

 

このように、企業研究で調べた情報を活かして考えるとよい自己PRを作ることができるはずです。

 

ステップ②長所を発揮したエピソードを整理する

 

アピールしたい長所が決まったら、今度は、その長所が発揮された際のエピソードを整理してください。

 

  • 業務の中で発揮された経験

  • 人間関係の中で発揮された経験

 

上記を中心に洗い出してみるのがおすすめですよ。

 

例えば、お店の来客を増やすために、自らSNSを活用してお店のPRを行った経験があれば、それは列記とした実績です。

 

自己PRにした場合の例文を記載しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

<例文>

 

私の長所(強み)は、チャレンジ精神です。この長所を活かして、店舗のSNSアカウントを開設・運用し、来客数を前月比200倍にまで増やした実績があります。……

 

ちなみに、実績を伝える場合は、なるべく客観的な情報を入れると説得力が増しますよ。具体的な数字や成績などをしっかりと明示し、面接官が納得できる情報として伝えていくとよいでしょう。

 

ステップ③長所をどう活かすのか

 

最後に、その長所を活かして今後会社をどう良くしていくのかについても触れてみましょう。

 

理由とともに挑戦したい内容についても簡単に触れ、入社後の活躍を期待させる一文で締めくくれるとよいですね。

 

こちらも例文を記載しますので、ぜひ目を通してください。

 

<例文>

 

……入社後は、長所であるチャレンジ精神を活かして、御社の飲食事業の海外展開に寄与したいと考えています。前職で経験したSNS運用を通じて、情報を発信していくことの面白さを痛感した私は、国内だけでなく海外へも日本食の素晴らしさを知ってほしいと考えるようになりました。

御社の飲食事業部にて、得意のチャレンジ精神を発揮し、海外進出への礎を築くことに尽力したいと考えます。

 

長所を発揮したエピソードが見つからない場合

 

長所を発揮したエピソードが見つからない場合、無理にその長所で見つける必要はありません。

 

  • 業務上での成功体験

  • 嬉しかったこと、褒められたこと

  • 実績や成績

  • 自らの提案で新たにスタートしたこと

 

など、上記を整理し、先にエピソードから探してみましょう。エピソードを思い出したら、その時発揮した長所を考えてみてください。

 

 

 

自己PRを考える際の注意点とは?

 

自己PRを考える上で、注意してほしいポイントがいくつかあります。

 

これから紹介する4点を踏まえて、自己PRを考えてくださいね。

 

志望動機と同じ内容にしない

 

志望動機とは、なぜその企業に応募したのか、応募理由を説明するためのものです。

 

企業は、採用者を決めるにあたって、「なぜうちの会社に興味を持ったのか?」気になるものですよね。

 

ですので応募者は、その企業に興味を持った理由についてあらゆる角度から伝えていく必要があります。

 

一方で自己PRは、応募先企業に対して、「自分はいかに優秀か」「いかにその企業とマッチしているか」をアピールするためのものです。

 

自分の想いを伝えることに重点を置いていた志望動機とは異なり、面接官に自らの魅力を売り込んでいく必要があります。

 

そのため、志望動機と自己PRは別の内容で用意をするのがベスト!

 

しかし、完全に分ける必要はありませんよ。自己PRでは、将来その会社にどう貢献したいのかを組み込む必要があるので、その部分に関しては、志望動機と被ってしまって問題ありません。

 

企業の求める人物像を考慮する

 

せっかく時間をかけて自己PRを考えても、企業の求める人物像にマッチしていなければ意味がありません。

 

事前に企業研究をしっかりと行い、応募企業の求める人物像をリサーチしましょう。

 

会社のホームページを確認するだけでなく、インターネットで調べたり、その企業で働いている方にアポイントをとり、直接話しを聞くなどの手段がありますよ。

 

「自分で調べるのがめんどくさい」「話しを聞く相手が見つからない」場合は、転職エージェントを活用するのがおすすめです。

 

ペコリッチで相談してみる!

 

履歴書と職務経歴書で内容は統一する

 

履歴書と職務経歴書の両方に自己PRを記載する場合、内容は統一しておきましょう!

 

別々の内容を記載してしまうと、嘘っぽく見えてしまう可能性があります。また、どちらが本当にアピールしたいことなのかが伝わらないため、内容は統一して記載をするようにしましょう。

 

誤字脱字に注意する

 

書類選考では、応募書類をみて、その人の人柄や志望度が判断されます。

 

誤字脱字があれば、「きちんとしたチェックをせずに書類を提出する人」だと思われ、マイナスの印象を与えてしまうので、自己PRが完成したら必ずダブルチェックを行いましょう。

 

一人でチェックするのに自信がなければ、家族や友達に確認してもらうのもおすすめです。

 

誤字脱字に関しては、それくらいシビアにチェックを行ってくださいね。

 

悩んだら人に相談する

 

自己PRの書き方やアピールすべき長所に悩んだら、一人で解決しようとせずにまずは専門家に相談しましょう。

 

転職エージェントやキャリアコンサルタントなど、キャリアに精通したプロに依頼するのが重要です。

 

また、エージェントからの紹介であれば、求める人物像を研究する手間が省けますよ。カウンセリングサービスをうまく活用し、転職成功に向けて頑張ってくださいね。

 

 

 

まとめ

 

今回は、自己PRで伝えるべき内容や、長所の見つけ方、自己PRの書き方についてお伝えしました。自己PRを作る上で押さえてほしいのは以下の5つです。

 

  1. 自らの性格的特徴を理解する

  2. 性格的特徴をもとに長所を一言で言語化する

  3. 自己PRとして文書化する

  4. 自己PRには、長所を活かして入社後どう活躍したいかを書く

  5. また、長所を裏付ける実績も書く

 

5つのポイントを押さえて、魅力的な自己PRを作成してくださいね。

 

また、自己PRは今後の転職活動において非常に重要な役割を担っています。悩んだら一人で抱え込まず、専門家を頼ることも忘れないでください。

 

飲食業界の転職でおすすめしたい転職エージェントはペコリッチです。ペコリッチサポートデスクには、飲食業界に精通したプロのアドバイザーが勢揃いしているため、一度無料相談に参加してみるとよいでしょう。

 

peco_banner_regist_1

 

コメントを残す